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お産という大仕事を終えた後ですから
退院したら、なるべく横になる時間を多めに取り
赤ちゃんのお世話以外はしない、という事は…。

具体的にイメージできますか?
「なるべく」とか「多めに」とか
かなり主観が入るので
人によって解釈がまちまちになってしまいます。

もちろん、数字で
〇〇日間は安静に、〇〇時間の睡眠をとる
と示すことはできません。

心にとめていただきたいのは
「身体のダメージと
自分の自覚症状が
必ずしも一致しない」
という現実です。

産後の身体は
インフルエンザみたいに高熱が出たり
倦怠感で身動き取れなくなったり
骨折みたいに痛い
訳ではありません。

だから
「このくらいは大丈夫」
って思ってしまうんです。

でも、全然大丈夫ではないのです。
無痛分娩だったから体力は温存している
というのも違います。

お産中、子宮の筋肉は何時間も収縮を繰り返していました。
人生最初で最後というくらいの量の出血もします。
しかも、赤ちゃんは断続的にしか寝ませんから
付き合うご自身も、まとまった睡眠をとることはできません。

最低でも産後6~8週間は寝たきりのつもりでお過ごしください。
赤ちゃんのお世話以外にやってよい事は
自分のトイレ
自分の洗面
自分の着替え
自分の食事をとる
だけです。

例えば、心臓病や臓器移植などの大きな手術をした人に
数日後から、家事、仕事をさせますか?

お産は交通事故に例えられることが多いのですが
交通事故と言っても
命からがら奇跡的に助かった
というレベルです。

「妊娠出産は病気ではない」
という言葉は
出産年齢が若くて体力があり
家族や近所のサポートも十分にあり
子供の頃から子守の経験があり
あまりストレスにさらされていない
昔の話です。

現代人にとって
「妊娠出産は大病レベル」
です。

元の生活と同じ活動量ができるようになる目安は
数か月、という単位で考えてください。